非常に良好。問題なし。
ドローイングの下中央にサイン、制作年。
袋の上部にサイン、タイトル。
2つの壁のコーナーに設置するインスタレーション作品。

[Cord]
展示方法: ピンは、Xeroxの指示図版に記載のように、3本設置する。
マグネット同士は、接着せず、少し離す。三角形が出来上がる。

[Xerox] 下部分にサイン、エディションナンバー、制作年

作家による作品証明書

エリック・スネル（1953-）は、素材とプロセスの偶然性を生かす英国の現代アーティスト。燃やした木片を用いたドローイングなど、自然現象を取り込んだ作品で、現実と抽象の境界を探る。素材そのものを“触媒”と捉え、行為の痕跡を視覚化する制作を行う。1997年にはGuernseyの解放記念碑でRSA Civic Trust賞を獲得を経て、ヨーロッパ、北米、日本でも展覧会やプロジェクトを重ね、観る者の予想を軽やかに裏切る世界を描き続けています。

《Magnetic Drawing》シリーズの一作である本作品は、磁石、糸、釘といったシンプルな素材を用いて、見えない力――磁力や重力――を可視化する。赤い糸は磁石に引かれ、壁面にピンと張られた線は、物質とエネルギーの緊張関係を詩的に描き出す。作家の関心は、素材と環境との偶然的な関係性にあり、目に見えない現象を視覚的・空間的に体感させる。極めてミニマルながら、感覚と空間への深い問いを含む。

GALLERY 360° (東京)
M画廊 (栃木)
個人蔵