NEW 009

037
OKAZAKI Kenjiro,1955 -
岡崎 乾二郎

打撃を受けた空気 (正しい音程)

2005

アクリル、キャンヴァス

16.3 × 22.8 × 2.5 cm

裏にサイン

ESTIMATE : 
$5,600 - $9,000
CONDITION

非常に良好。問題なし。
裏にサイン。

DESCRIPTION

造形作家であり批評家でもある岡崎乾二郎(1955年生まれ )は、現在東京都現代美術館で大規模個展を開催中など、日本を代表する現代美術家の一人である。1981年に村松画廊で開催した初個展「たてもののきもち」で、ポリエチレン素材を用いて着色を施した初期の代表作《あかさかみつけ》シリーズで注目を浴びた。彫刻や絵画に限定せず、メディアアート、建築、環境計画、ロボット開発や教育まで横断的に芸術活動を展開してきた。パリ・ビエンナーレといった国際展にも参加し、国内外で個展を開催するなど、その功績に対する国際的な評価が高まっている。

岡崎は、2005年頃より0号サイズの絵画に物語を示唆するかのような題名をつけた〈ゼロサムネール〉シリーズを制作している。本シリーズは、岡崎の最多規模の絵画シリーズであり、パレットナイフで塗られたかのような色とりどりの絵の具たちが、画面上で屈託に蠢く作風が特徴的である。作家が語るように“小さな画面のそれぞれは(1枚1枚の絵画が、本来備えていなければならない)その絵画にしか表されていない固有性=キャラクターの手がかりが含まれている。タイトルは、その手がかりを読み解くためのもう一つの手がかりとも言える。画面とタイトルという2つの手がかりのセットは、絵画や物語が生み出されるところの、特定の場所を想起=再生させる(作家にとっては)いわば最小限の絵画の素である。”

本作品群は、その一環として制作されたものであり、陽気さしみ溢れる《打撃を受けた空気 (正しい音程)/》と、対照的な紺色と黄土系の色で彩られた《ダフウト / 青じろい天体の眼と長い髪/ 》の2作品が出品されている。《打撃を受けた空気 (正しい音程)/》は、2005年にゆーじん画廊で開催された作家個展中にて発表された。

PROVENANCE

Yujin Gallery (東京)

EXHIBITED

「MOTコレクション 特集展示 岡﨑乾二郎」2009年10月31日 - 2010年4月11日、東京都現代美術館 (東京)

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