NEW 009

136
TANAAMI Keiichi,1936 - 2024
田名網 敬一

無限宇宙

2017

アクリル、顔料インク、シルクスクリーン、ガラスの粉末、キャンヴァス、4枚組

202.0 × 400.0 × 4.0 cm

サイン、制作年

ESTIMATE : 
$69,400 - $125,000
CONDITION

非常に良好。問題なし。
4番目のキャンヴァスの右下にサイン、制作年。
キャンヴァスは各 202.0 × 100.0 × 4.0 cm
全体のサイズは 202.0 × 400.0 × 4.0 cm

DESCRIPTION

日本のポップアート界を牽引してきた先駆者として、国際的にも評価が高まっている田名網敬一 (1936-2024)。武蔵野美術大学在学中にグラフィックデザイナーとして活動を開始し、カルチャー雑誌のエディトリアルデザインに携わる。1975年には、日本版『PLAY BOY』の初代アートディレクターに就任。その後も、絵画、版画、コラージュ、ビデオアートから立体作品まで多岐にわたるメディアを横断しながらマルチに活躍してきた。

田名網の創作動機は、自身の記憶と深く結び付いている。とりわけ幼少期の体験が強い影響を与えており、食べ物や戦争、遊び、母親との思い出といった約80年にわたり脳内に蓄積されてきたありとあらゆる記憶を、コラージュの手法を用いて凝縮するかのように表現している。2000年代に入ると《無限宇宙》にみられるような、より複雑化したスタイルへと進化、定着していった。

飛び交う戦闘機、アイコニックな鶏、桜吹雪など、田名網の創作にしばしば登場するモチーフ達が詰まった本作品《無限宇宙》は、2017年に制作された4枚組の大型作品である。そのタイトルが無限に広がる宇宙を示唆するように、田名網の幻想的世界観が体現されている。2017年、所属ギャラリーのNANZUKAによってArt Basel Hong Kongで披露された本作は、作家の典型的な作風を色濃く反映した大作のひとつである。

EXHIBITED

アートバーゼル香港、2017年3月23日 - 25日、NANZUKA UNDERGROUNDブース (香港)

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