- CONDITION
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非常に良好。問題なし。
各作品裏の右下にサイン、タイトル、制作年。
《DXDX C》裏の左上にカオス*ラウンジ・藤城嘘のサインあり。
- DESCRIPTION
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アニメやオタクといった日本特有の文化的題材を用いた作風で広く知られる現代美術家、梅沢和木 (1985-) 。武蔵野美術大学映像学科を卒業後、2008年頃よりオンラインと美術シーン双方の場で作品を発表してきた。その後も国内外の美術館やアートスペースで作品を展示し、今なお躍進し続ける日本人現代美術家のひとりである。
その制作アプローチは、インターネット上から拾ってきた画像や映像をデータの破片にまで
分解し、それら視覚的情報を平面上でコラージュすることで、一種の混沌としたイメージの集合体を構築するもので、この手法は、pixivやニコニコ動画といった梅沢自身が愛用してきたプラットフォームでの実体験から強い影響を受けている。特に映像と弾幕の熱戦によって生まれる一体感が、現在に一貫する実践スタイルのインスピレーションとなったと語っている。
2012年に制作された本作品《とある人類の超風景 DXDX》は、80×130cmのパネルが3枚連なることでひとつのイメージを形成する大型作品である。ROPPONGI HILLS A/D GALLERYにて開催された「GENDAI*ART」展で展示された。本作品は同名のアート雑誌のために作られたイメージが元になっており、藤城嘘を筆頭とした当時のカオス*ラウンジの作家の作品画像が大量にコラージュに使われている。2011年に制作された《とある人類の超風景》(個人蔵)という作品が前身としてあり、祝祭的なイメージが前面に現れているのが特徴。
- PROVENANCE
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山本現代 (東京)
- EXHIBITED
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「THE 100 JAPANESE CONTEMPORARY ARTISTS / season 3」2015年8月22日 - 9月19日
、山本現代 (東京)
「GENDAI*ART」2012年2月28日 - 3月18日、ROPPONGI HILLS A/D GALLERY (東京)