- CONDITION
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非常に良好。問題なし。
各作品に作品番号、カードにサイン。
- DESCRIPTION
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美術家、福田尚代(1967 -)は、1992年東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了後、1994年から2000年までアメリカ、ワシントン州に居住。東京都現代美術館や東京都庭園美術館、DIC川村記念美術館で展示される。「世界は言葉でできている」と考える福田は、言葉と文字との関わりに関心を持ってきた。本や文房具、手紙などに精密で反復的な手作業をほどこした彫刻やオブジェ、コラージュを手がける。削る、折る、切り抜く、刺繍をする行為を反復することで無意識や偶然の作用を表出させる。そこには誰かの無数の記憶が内包される
《窓》と題された本作は、2016年に金沢の私設図書館である山鬼文庫での個展「水枕 氷枕」展で展示された。原稿用紙のマス目は、空として言葉の痕跡のうつろを残し、窓として光と影を投影する。”言葉”をめぐる様々な福田の静かな試みは、幾重にも時間の層を持ち、見る者の記憶と共鳴する。
- EXHIBITED
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「福田尚代展 水枕 氷枕」 2016年10月15日 -11月21日、山鬼文庫 (金沢)