- CONDITION
-
良好。問題なし。
各裏の下部にサイン、制作年。
- DESCRIPTION
-
桑山忠明は(1932年 - 名古屋生まれ)は、1958年に日本からニューヨークを拠点に移し一貫してミニマリスティックな作品作りを続け、1960年代のアメリカにおいて一時代を築いたドナルド・ジャッドやフランク・ステラらと共にミニマル・アートの先駆者として広く知られている。
初期は日本画の顔料や和紙を用いていたが、1969年頃までのアクリルペイントの時代、70年代に本格化するメタリックペイントの時代、80年代の油彩の時代、そして空間そのものが作品に還元されていく。
表面にメタリックな色彩をペイントをした本作は、筆触を残さない平坦なモノクロームの色面を機械的に配列させ、絵画的な表現を極限まで排除する。このように塗料や素材そのものの物質性に重点を置き、表現者としての主観を表すことなく、純粋な芸術および芸術体験を志向した作品は国際的に高い評価を得ている。
- PROVENANCE
-
Akira Ikeda Gallery、東京