NEW002

002
Robert MAPPLETHORPE,1946 - 1989
ロバート・メイプルソープ

シンディ・シャーマン

1983

ゼラチンシルバープリント

I. 48.6 × 38.5 cm S. 50.3 × 40.2 cm

ED.10

裏にサイン、タイトル、制作年、エディションナンバー、スタンプ

額装

ESTIMATE :
$6,200 - $9,200
CONDITION

概ね良好。
右上に細かな傷あり。
裏面右下にサイン、下部中央にスタンプ、左下に制作年、タイトル、エディションナンバー。

DESCRIPTION

写真が手法としてコンテンポラリーアートに根付き始め、国内美術館が写真を取扱い始めた80年代。そんな時代の第一線で注目されていたアーティストのひとりに、アメリカ人写真家のロバート・メイプルソープがいる。一定した光で移される整った性を彷彿とさせる被写体。いわば、管理されたセクシャリティを写し出す彼の作品群は、同時期バブルでもあった日本のアートシーンでもセンセーショナルを起こした。
それまでの写真メディアがあったポジションをアートシーンへと拡張させた1人でもある彼の活動は、1977年にニューヨークでひらいた3つの個展をきっかけに一躍世界的な脚光を浴びることになる。それらの個展「フラワーズ」「ポートレーツ」「エロティック・ピクチャーズ」は正に彼のスタイルを表明すものだ。BDSMなどから読み解く性の心理をはじめとした、当時タブー視されていたカルチャーに切り込み、人間の生身の肉体を彫刻作品を生み出すかの如く撮影する。そんな写真表現がみせる力を顕著にかつフェティッシュに示してきたメイプルソープは、もしかすると写真家というよりも光の彫刻家という方が正しいのかもしれない。
また、当時既にアーティストとしてその地位を確立していたアンディ・ウォーホルもメイプルソープのメインストリームの反抗ともいえる活動に注目した。メイプルソープは彼により創刊された雑誌「インタヴュー」の写真家として各界の著名人のポートレートを撮り、さらにその名とスタイルを世界中に知らしめた。
本作は、そんな彼と同世代の写真家仲間、シンディー・シャーマンにレンズを向けた作品である。彼らは、ウォーホルも期待した”セルフポートレート”、いわゆる”自撮り”表現の伸び代を証明した写真家として括られることもある。そのことを踏まえると、本作のフレームの外側では、カメラを挟みながら“セルフポートレート”の可能性を探求する彼らの風景を目に浮かべることもできるだろう。

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