Maison Martin Margiela, 1989–2009: The Private Archive Collection

Maison Martin Margiela, 1989–2009: The Private Archive Collection

AUCTION

2026年9月26日(土)Open: 11:30Start: 12:00

会場SAI

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-20-10 MIYASHITA PARK SOUTH 3F 30800

PREVIEW

2026年9月18日(金) - 25日(金)11:00 - 20:00(最終日のみ17:00まで)

会場SAI

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-20-10 MIYASHITA PARK SOUTH 3F 30800


9月4日(金)オンラインカタログ公開参加登録はこちら

INTRODUCTION

NEW AUCTIONでは、2026年9月26日、「Maison Martin Margiela, 1989–2009: The Private Archive Collection」を開催いたします。
本オークションでは、一人のコレクターが約20年をかけて丹念に築き上げたプライベート・コレクションより、300点を超える作品をご紹介いたします。

本コレクションは、Martin Margiela(マルタン・マルジェラ)がメゾンを率いた時代に生み出された、多彩な創作の歴史を辿ることのできる貴重なアーカイブです。そこに収められた衣服やオブジェの一つひとつには、コレクターが長年にわたり真摯に蒐集を重ねてきた軌跡とともに、Martin Margielaの創作と哲学に対する深い敬意と共感が息づいています。

Martin Margielaは、既成の価値観に新たな視点をもたらすことで、現代ファッションの歴史に独自の足跡を残しました。Maison Martin Margiela(メゾン・マルタン・マルジェラ)を率いた20年間を通じて、彼はラグジュアリーや作者性、美しさといった既成概念に問いを投げかけ、衣服が持つ意味そのものをあらためて問い直しました。
流行を追うのではなく、むしろそれ自体を問い続けることで、衣服をコンセプチュアルなオブジェへと昇華させるとともに、ファッションを文化的な対話の媒体へと変えていったのです。
Martin Margielaの創作は、その造形的な独創性にとどまらず、衣服やクラフツマンシップ、記憶、そしてアイデンティティに対する私たちの認識そのものを大きく変えたことで、今なお多くの人々を惹きつけています。

Artisanal、Replica、Doll(Barbie)Seriesをはじめとする、メゾンを象徴するシリーズが揃うとともに、それぞれのコレクションを支えたエッセンシャルピースも数多く含まれています。象徴的なアイテムだけでなく、それを取り巻く衣服が存在することで、Margielaが一貫して追求した思想やデザインの変遷を、より立体的に読み解くことのできる構成となっています。

私たちは、この貴重なコレクションを、Martin Margielaの創作に魅了されてきたすべての方々にご紹介できることを大変光栄に思います。本オークションが、Maison Martin Margielaの歴史を象徴する作品を手にする機会となり、またMartin Margielaの創作に込められた思想や哲学に触れるきっかけとなれば幸いです。

COLLECTOR'S MESSAGE

このたび、NEW AUCTIONにて私のコレクションをご紹介いただく機会を賜り、心より感謝申し上げます。

1990年代から2000年代初頭にかけて、私は国内外でマルタン・マルジェラの服を一点ずつ買い集めてきました。流行や希少性を追い求めたのではなく、その思想や美意識に惹かれ、自分自身の人生とともに歩む服として選び続けてきたワンオーナーのコレクションです。

書籍制作を一つの節目とし、このたび、その一部をオークションに託すことを決めました。私にとって服は、着るためだけの存在ではありません。デザインの価値や時代の空気、ものづくりの思想を伝える資料であり、未来へ残していくべき文化でもあると考えています。

次の持ち主は、袖を通す方かもしれません。研究や資料として大切に保管される方かもしれません。そのどちらも、この服たちにとって素晴らしい未来だと思っています。

30年という時間を重ねてきたこのコレクションが、それぞれの新しい場所で大切に受け継がれ、これからもマルタン・マルジェラのデザインや思想を未来へつないでいく一助となることを、心より願っています。