リチャード・エステス - 上田薫
Contrast in Photorealism
2023年12月8日(金) – 12月22日(金)
この度、NEW AUCTIONでは、日米のフォトリアリズムを代表するリチャード・エステス、上田薫の二人展「Contrast in Photorealism」を12月8日(金)から12月22日(金)まで開催いたします。
リチャード・エステス(1932-)は1960 年代後半からアメリカで起こった芸術運動フォトリアリズムを代表する作家として知られています。エステスは主に巨大都市ニューヨークを舞台にデリやダイナーなど街角の光景から近代建築が立ち並ぶ都市景観まで徹底した精密描写により現代を表現してきました。
上田薫(1928-)は1970年から対象そのものだけを写実的に描く表現に取り組み、日本におけるスーパーリアリズム(フォトリアリズム)の第一人者として広く知られています。上田は割れて落ちる生卵、スプーンで掬い取られたゼリー、密集した大小の泡など身近な物体の一瞬の姿を捉えた作品を克明に描き、肉眼による認識をはるかに凌ぐ視覚世界を提示してきました。
リチャード・エステス(1932-)は1960 年代後半からアメリカで起こった芸術運動フォトリアリズムを代表する作家として知られています。エステスは主に巨大都市ニューヨークを舞台にデリやダイナーなど街角の光景から近代建築が立ち並ぶ都市景観まで徹底した精密描写により現代を表現してきました。
上田薫(1928-)は1970年から対象そのものだけを写実的に描く表現に取り組み、日本におけるスーパーリアリズム(フォトリアリズム)の第一人者として広く知られています。上田は割れて落ちる生卵、スプーンで掬い取られたゼリー、密集した大小の泡など身近な物体の一瞬の姿を捉えた作品を克明に描き、肉眼による認識をはるかに凌ぐ視覚世界を提示してきました。
この時代におけるこれまでの伝統的な写実絵画とフォトリアリズム絵画の違いは自らが撮った写真(現実)を視覚的参照として使用し、細部に渡り注意を払いながら忠実に精巧に描き上げることにあります。しかしフォトリアリスト達は現実を模倣するために写真を使用するのではなく、直接観察が可能にするよりもはるかに鮮明な焦点を当てて現実を再構築するために写真を使用しているのです。
本展では同時代を生きた日米を代表するフォトリアリストによる作品の共通点や異なる性質を感じていただくと共に、写真をもとに絵画を形成することが特異ではなくなった現代を生きる我々だからこそ体感できる次元をお楽しみいただけましたら幸いです
本展では同時代を生きた日米を代表するフォトリアリストによる作品の共通点や異なる性質を感じていただくと共に、写真をもとに絵画を形成することが特異ではなくなった現代を生きる我々だからこそ体感できる次元をお楽しみいただけましたら幸いです
「Contrast in Photorealism」
会期: 2023年12月8日(金) – 12月22日(金)
会場 : NEW AUCTION
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-9-15 B1F
時間 : 12:00 - 19:00 (土日休み)
協力: 名古屋画廊、鎌倉画廊