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非常に良好。問題なし。
右下にサイン、制作年、左下にエディションナンバー。
額から外していないため裏は未確認。
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版元: ジャスパー・ジョーンズ (ニューヨーク)
ニューヨーク近代美術館所蔵のキャンバスにエンコースティック(蜜蝋)、コラージュ、石膏型を用いた1955年の同タイトルの作品が元となって制作されたもの。
ポロックら抽象表現主義が批評家のクレメント・グリーンバーグやハロルド・ローゼンバーグらの評価を得ながら活躍していた時に、ジョーンズは「旗」と「標的」の絵で登場し、時代を一新させた。
58年1月号の「アートニューズ」誌ではローゼンバーグからロバート・ラウシェンバーグ、サイ・トゥオンブリーらとまとめてダダとの類似性から「ネオ・ダダ」と紹介されている。
彼は一般的にアートではないとされるもの、普段から見慣れているものを作品に取り込むことで、特段気にもかけず素通りしていたものの前で立ち止まらせるためにはどうしたら良いか、我々の生活の身近にあるものがアートになるのだとしたら、アートたらしめている要素は何なのかという重要な問いを含んだ作品を制作したということができる。
絵画作品では顔の下半分の石膏像がある箇所に、本作では4つの「FACE(顔)」の文字が鏡文字のように配置されているが、これは描いたものが反転するという版画ならではの特性ゆえによるもの。


