NEW 010

153
KAWS,1974 -
カウズ

WATCHING

2018

シリコンブロンズ鋳造、彩色、ステンレススチール製骨組み、スタンド付き

186.5 × 75.0 × 85.3 cm

ED.10 (+ 2 AP)

底面に刻サイン、制作年、エディションナンバー

ESTIMATE : 
$194,800 - $324,700
CONDITION

良好。
底面に刻サイン、制作年、エディションナンバー。
立体:79.5 × 50 × 65.5 cm
台座:106.7 × 75 × 85.2 cm

CERTIFICATE

作家による作品証明書

DESCRIPTION

通称KAWSで広く知られるアメリカ出身の現代美術家でデザイナーのブライアン・ドネリー (1974-)。X印の目がアイコニックな独自のキャラクターをモチーフとした彫刻や絵画作品などで広く知られている。1980年代、FUTURAやSTASHらの存在によってグラフィティがアートとして確立された時代に育ったドネリーは、仲間とのコミュニケーションの手段として、自然とグラフィティに手を染めた。その時に描いていたタギングこそが〈KAWS〉であり、現在に精通するアイコニックな名前はこの時期に由来している。1993年から96年まで、スクール・オブ・ビジュアル・アーツで学び、その後、昼はアニメーターとしてセル画を制作する傍ら、夜はグラフィティ仲間であったバリー・マッギーから受け取った特別な鍵を使って、ニューヨーク市内のビルボードや公衆電話の企業広告を自身の作品に描き変える〈Subvertising (改変)〉作品を多く生み出してきた。1997年、KAWSは日本を訪れ、裏原文化の代表的ブランド・バウンティーハンター (BOUNTY HUNTER) のデザイナー岩永光氏らと親しくなり、1999年に〈コンパニオン〉が誕生。2008年にペロタンに所属して以来、現代美術の文脈でも拡大し続け、グローバルなアート市場で欠かせない存在となった。その人気は市場だけに留まらず、近年では超巨人と化した〈コンパニオン〉が世界各地の都市に出現するなど、大衆的な人気を博す。

本作品《WATCHING》は186cmの大きさから成るブロンズ作品であり、KAWSの代名詞的存在〈コンパニオン〉が台座の上で静かに体育座りをしてこちらを見つめる。
2018年にニューヨークのSkarstedt Galleryで開催されたの個展「GONE」中で、〈チャム〉や〈エルモ〉のブロンズ作品と併せて展示された。象徴的な目から注がれるぼんやりとした視線にも関わらず、〈コンパニオン〉のその佇まいはどこか神妙で寂しげな雰囲気を醸し出す。本作は、王道的なKAWSの典型作品の一つである。

EXHIBITED

「GONE」2018年11月8日-12月19日、Skarstedt Gallery (ニューヨーク)

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