NEW 004

064
ISOBE Yukihisa,1936 -
磯辺 行久

Work 62-50 (WB1)

1962

ミクストメディア

183.0 × 181.5 × 4.5 cm

裏にサイン、側面に制作年、証明書にサイン

額装

ESTIMATE :
$22,200 - $37,000
CONDITION

良好。
裏の左上にサイン、左側面に制作年。
全体的な軽いやけと所々にしみあり。

CERTIFICATE

アートフロントギャラリー作品証明書

DESCRIPTION

磯辺行久 (1936 - ) は東京出身の現代美術家である。高校時代にデモクラート美術家協会に入会。前衛美術家の瑛九に師事しリトグラフ制作に励む。1959年に東京藝術大学絵画科を卒業した磯辺は、1962年に瀧口修造らが企画した無鑑査自由出品制の展覧会、読売アンデパンダン展にてワッペン型を反復させたレリーフ作品を発表し注目を集める。1965年に渡米した後は、自身の表現対象の矛先を環境へと変換していく。1970年よりアメリカで環境計画を学んだ以降長きに渡って表現から距離を置いていた磯辺は、1990年代より再び制作を再開する。近年では、大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレにて川をテーマとしたプロジェクトベースの作品を発表するなど、バイオや地質、気象など環境を識別化した情報と色彩などの芸術的視覚媒体の重なりで構成される作品やプロジェクトを発表している。
1962年作の本作品《Work 62-50 (WB1)》は、大理石を混ぜた石膏や布などさまざまなミディアムで形取られたワッペン群が8列8行のグリッドの中で陳列する、まさしく初期のワッペン作品である。反復ともとれる規則性のあるワッペンの順列を打ち消すかのように、その個々の絵柄には不均衡な抽象性が内在し、反復と抽象が融合した作風は作家自身のユニーク性を帯びる。本作は、磯辺の代表作ワッペンシリーズの中でも180cm超の大型作品であり、希少な作品の一つであると言えよう。

LITERATURE

「磯辺行久 Landscape Yukihisa Isobe, Artist-Eco-logical Planner」、2007年、p. 美術出版社、2007年、p.187

EXHIBITED

「Landscape Yukihisa Isobe, Artist-Eco-logical Planner」2007年7月28日 - 9月30日、The Museum of Contemporary Art Tokyo (東京)

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