NEW002

030
YOKOO Tadanori,1936 -
横尾 忠則

囚われたプレイ東京

2006

アクリル、木、キャンヴァス、木箱

canvas 40.0 × 30.0 × 7.0 cm box 45.5 × 35.5 × 12.2 cm

サイン

額装

ESTIMATE :
$15,400 - $23,100
CONDITION

良好。問題なし。
右下にサイン。

DESCRIPTION

1960-70年代にかけてポスター広告やイラストなどのグラフィックデザインを手掛けてきた多彩な画風で知られるアーティスト横尾忠則 (1936 - )。ポップアートの影響を強く受けた横尾の作品には、大胆な色彩とグラフィックな描写が頻繁に見うけられる。また東西のポップ文化を引用した写真とイラストが途切れなくコラージュされ、そこには若干の皮肉とユーモアも混在する。初期には商業デザイナーとして活動した横尾は、三島由紀夫、土方巽、寺山修司や三宅一生など、著名な芸術家と多くコラボレーションしてきた。
1966年にこれまでのスタイルから一変し、横尾は初めて絵画による個展を開催する。その中で「アプレゲール」と呼ばれる粗暴で下品な現代女性を描いたシリーズを発表する。当作はセックスやヌードを直接的に連想させる「挑発性」のあるものであったが、これは当時における戦後日本の西洋化に対する横尾なりのコメントを含むものであった。その後、2000年代に入ると横尾は「ピンクガール」と呼ばれるこの猥雑なキャラクターを何度も制作・改造を繰り返し、変貌させていく。
本作品《囚われたプレイ東京》は2006年に横尾によって制作されたまさにそのような反復作品であり、横尾は曲がった歯と唾液を滴らせながら口を開く少女のイメージを再現する。また本作品は他シリーズと異なり、キャンヴァス自体は箱型木枠に収められ、背後にある都市のスカイラインには星と呼応するかのようにドットが描かれ、キャンヴァスからは飛び出た針金がいくつも交差する。キャンヴァスと木枠の間にある太い有刺鉄線は、作品を立体的なオブジェへと変化作用し、少女をまるで絵の中に閉じ込めるかのように取り囲む。またこれは題名を物理的に表現したものであり、エロティシズム、緊縛、フェチズムのある遊びをほのめかす。

PROVENANCE

南天子画廊、東京

LITERATURE

「GENKYO 横尾忠則 II Works 原郷から幻境へ、そして現況は?」国書刊行会、2021年、p.32、no.01-29

EXHIBITED

「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」2021年7月17日 - 10月17日、東京都現代美術館、東京

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