NEW001

013
Niki de SAINT PHALLE
ニキ・ド・サンファル

Tir- Edition MAT

1964

木、漆喰、ペンキ、3点

72.2 × 54.5 × 7.0 cm (each)

ED.100

各作品の裏のラベルにサイン、エディションナンバー

額装

ESTIMATE :
$72,500 - $108,800
CONDITION

[1-3]オリジナルケースに作品は固定されており、所々に制作時に付着したと思われる絵の具の跡、アクリル部分に細かな擦り傷あり。各作品の裏のラベルにサイン、エディションナンバー。

DESCRIPTION

版元:  Edition MAT、パリ

ニキ・ド・サンファル(1930 – 2002)はフランス出身の現代芸術家である。1953年頃に精神を病みニースの病院に入院することになった彼女は、治療の一環として「芸術療法」を開始する。この表現を通し自分を解放するという行為が後々の芸術思考に大きな影響を与え、それは初期の作品「射撃絵画」にも強く現れている。抽象絵画を筆ではなくライフルという暴力的な道具で形作る表現方法は烈しく映り、また女性とライフルという異種の組み合わせということもあり、多くの注目を集めた。1950年後半から1960年初めにかけてスイス/ルーマニア出身の芸術家ダニエル・スポーリーは、当時アート界を率いるアーティスト達を集め、可塑性のあるマルチプル作品、エディションMAT (Multiplication d’Art Transformable)を発表した。本作はその一環として1964年にエディション100部で発表されたものである。「Tir」、フランス語で「撃つ」を意味する単語がタイトルにある本作は、絵具入りの容器が埋め込まれた石膏の板をライフルで描く、そして、撃ち抜かれた板の間から飛び散る絵具の変形によって完成された。一見、真っ白いキャンバスのような作品も「撃ち抜く」という行為を介し、各エディション作品それぞれが独自の変化の経過を辿ることで、それぞれが唯一無二な作品となる。

PROVENANCE

東京画廊、東京
長谷川美術館、静岡

アセット 1